マックホルツ彗星(C/2004Q2) 2005.02.08
@タカハシFS-60C屈折で撮影

@22h35m-23h04m (5分1枚、3分30秒×6枚)↑画像の上が北方向
上の画像を元に反転画像を作成して元画像と合成したもの↓です

(画面の上は東方向で右が北方向です)
Aボーグ12.5cmED屈折で撮影

A23h04m〜18m(3分×2枚、3分30秒、4分、各1枚)

上の画像を元に反転画像を作成して元画像と合成したもの↓です

撮影直後の背面液晶モニターでイオンテールのスジをかろうじて確認。雲に阻まれ4枚しか撮れなかったこともあり
写りがよくない。←前回(岐阜県加子母村)に比べて明らかに空の透明度の違いとカブリが影響している。

肉眼では確認かなり厳しい状態。ファインダーや双眼鏡では楽勝に確認できますが、尾の方向分からずじまい。

夕方、帰宅前は少し晴れ間があり、ひょっとしたら?という期待はありました。が、実際に帰宅する頃にはすっかり雲に
覆われ、またいつものパターンか、と諦めていました。(これが油断につながった)
晩ご飯も済みましたが、完全に外の様子はノーマーク。気付いたのは22時近く。外へ出たら北の空を中心にすっかり
雲が切れていました。
慌てて準備にかかり、22時30分頃よりkiss_D(FS-60C/EM-10)で撮影開始。20D用改造リモートコードのおかげで、
後は全自動で撮影してくれるのでノータッチで済みます。続いてD70(BORG12.5cmED/センサー赤道儀)の準備。
D70のレリーズ装置は、赤外線リモコン。コード不要なのはよいが、全自動撮影というには不向き=当面の課題です。
周極星になってるとはいえ、既に彗星は北極星の高さよりも低くなりはじめており、条件はよくありません。
しかも、3枚目(4分)を撮り終わった頃から、カシオペヤを覆い始めた雲が気になり出す。かまわず続けて4枚目の
シャッターを切る...(このコマも4分露光したいが)2分30秒を過ぎたところでとうとう雲が彗星に被さってしまう。
..とても4分は無理と思われ3分でシャッターを閉じる。しばらく雲の通過を待ったが、オートガイダーのガイド星も
雲に阻まれエラーとなってしまったところで撮影続行は完全に諦める。←空は殆ど雲に覆われていました。
それにしても、何時頃から晴れていたのだろう...20時台?21時台?せめてもう30分早く気付いていれば...
*撮影データ* 2005年2月8日(時刻は画像に掲載)

*カメラ* @EOS Kiss_D(IRC除去機、ISO800) AニコンD70 (ISO800、RAW)
*レンズ* @FS-60C+レデューサ(合成fl=300mm) Aボーグ12.5cmED+レデューサ(合成fl=680mm)
@EM-10赤道儀ノータッチガイド Aセンサー赤道儀+76ED(AGA-1)で自動ガイド
*撮影地* 自宅前(富山県南砺市)
各JPG画像をRegiStax3を用いて彗星頭部基準で加算平均合成。
Photoshopで色調レベル、トーンカーブ、トリミング、リサイズ等。