そのほかの格言 
短い言葉に籠められた、大いなる智慧  


 →恋愛・男女 →人生と人間 →知恵と学問 →世界と自然
 →社会・習慣
 →現在そのほかに分類されている格言・箴言(当html)


 [運命・幸運・不幸について]


 ・不幸のうちに初めて人は、自分が何者であるかを本当に知る。

                    ツワイク[マリー・アントワネット]



 ・人間は、自分が他人より劣っているのは能力のためで

  はなく運のせいだと思いだがるものなのだ。

                      ブルタルコス[饒舌について]




 ・「幸福になりたいなら、苦労のない生活、少しずつ日々の幸福で

   満足したまえ。大情熱の富籤をあきらめたまえ。」

                     スタンダール[恋愛論]



 ・我々は、太陽がその光線によってわれわれに送り届けようと望む

 だけの光明に満足しなければならない。そして、目をあげてもっと多くの

 光明を太陽の本体それ自身のなかで捉えようとする者は、自分の傲慢さの

 罰を受けて、そのために視力を失うことになっても不思議と思ってはなるまい。

                                モンテーニュ[エセー]




 [青春・若さについて]


 ・一般に、青年の主張するところは正しくない。しかし、

  それを彼らが主張するということは正しい。

                    ジンメル[愛の断想・日々の断想]



 ・君を飛ばせる飛躍はだれでもが持っているわれわれ人類の

  大きな財産なのだ。

                        ピストリウスのことば




 [芸術・文化・宗教について]


  ・庸才の作品は大作にもせよ、必ず窓のない部屋に

  似ている。人生の展望は少しもきかない。

                         芥川龍之介[侏儒の言葉]



 ・諸君は青年の芸術のために堕落することを恐れている。

  しかしまず安心したまえ。諸君ほどは容易に堕落しない。

                        芥川龍之介[侏儒の言葉]



 ・作品はつねに人間を暴露する。社会的な接触においては、人は、

  ただ世間に見てもらいたい表面だけを示すにすぎない。

                         モーム[月と6ペンス]



 ・美は事前に人の歓心を買う公開の推薦状である。

                  ショーペンハウエル[幸福について]



 [そのほかの格言・箴言]


  ・規則に従うとき、私は選択しない。

  私は規則に盲目的に従う。

                       ヴィトゲンシュタイン[探究]



  ・薔薇はなぜという理由なしに咲いている。薔薇はただ咲くべく

  咲いている。薔薇は自分自身を気にしない、ひとが見ているか

  どうかも気にしない。

                        シレジウス瞑想詩集より



 ・敵の戦闘力の壊滅は、常に戦闘の目的を達成する手段である。

                       クラウゼヴィッツ[戦争論]



 ・Don't think. Feel.(頭で考えるな。肌で掴め)

                    ブルース・リー[燃えよドラゴン]



  ・あらゆる偶像視にはきまって絶望という報いがやってくる。

  またあらゆる絶望の基には結局他ならぬ偶像視が存在する。

              ヴィクトール・フランクル [心理療法の26章]



  ・ばかげたことも度をすぎたばあいには、そのまちがいを

  道理でたたこうとするのは、おとなげないやりかた。

  興奮しないで、もっとばかげたことを言う方がてっとりはやい。

                       ラ・フォンテーヌ[寓話]




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