9.宵山(宵宮曳山巡行)

日没も近づくと、各家の軒先につるされた御神燈に灯りが入ります。宵山の提灯にも明かりが灯りいよいよ祭りの雰囲気も盛り上がってきます。
  • 主催者
  • 巡行
  • 献酒

  • 【主催者】

    宵宮の曳山曳分かれの1シーン 宵山の曳山は青年会が取り仕切り、町衆が協力するという形で行われてきました。曳山に関する一切の行事が若衆によってとり行われます。しかし近年では、交通事情の変化などのため各組では宵宮から本祭の曳山巡行にかけて曳行中の警備員を町内より出して自主警護にあたります。

    【巡行】

    巡行時間が近づくと曳手の協力を仰ぐため小若衆は会長の指示の下、町内一軒一軒曳手のお願いに回ります。 これから宵山を曳きだします。よろしくお願いします。
    その後小若衆は上山にてお囃子を初めます。町衆はそのお囃子の音に誘われるように曳山に集まり、梃子取りの若衆によって曳山の引綱が張られ町内巡行に出発します。
    角を曲がるとき曳山は前梃子が塀に当たる直前まで押し出し曲がります 角を曲がります
    接待 若衆は町内の統一した目印の曳手に対して、暫時休憩時に接待します。
    この後担ぎ上げて左の曳き綱の方向に90度曳山を回します

    【献酒】

    宵山巡行中、若衆は各家を回り「おめでとうございます。○○組です。」と挨拶をして、御神酒を頂戴に上がる慣わしがあります。「ご苦労さん」と御神酒を手渡す家や、労いの言葉だけの家などその年で様々です。 献酒を預かる
  • 一ヶ月の間毎晩囃子の稽古を行い、幟立や曳山の掃除、飾りつけ。また二日間の曳山での梃子取りと祭囃子の労を 担っている青年会に対する各家各町内からの労いの気持ちの慣わしだと思います。集まった御神酒は後日青年会の手で売って換金し青年会の駄賃となります。
  • 頂戴に上がる家は御神燈の吊るされた家を目印に、回ります。一度お邪魔した家には、「御献酒御礼 ○○組青年会」と書いた御礼札を玄関先に貼ってお邪魔したという目印にします。時間帯はもちろん青年会のとりしきる宵宮祭の宵宮巡行の間が基本です。
  • 御礼札
    宵山の様子です。
    勇組囃子方 勇組の曳山です。
    JR高島駅のホームから。この後駅前通で少憩です。 JRホームより。駅前通
    宝組囃子方 宝組の上山で囃子を奏でる囃子方の様子です。
    巴組の囃子方です。巴組は女の子も入って賑やかです。 巴組囃子方
    上山から望む 上山から後ろの勇組曳山を見た様子です。
    花山組の曳山の前に各組の青年会代表が集まり花山の青年会代表の挨拶の後、乾杯して各組に帰っていきます。 花山組で曳分かれ。
    龍組 曳山組町に帰っていく龍組(左側)
    町内に戻り山倉に納められていきます。 納庫
    組長挨拶 山倉の前に曳手が参集し組長の挨拶及び万歳三唱でで宵宮祭曳山巡行は終了します。

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