08969
四国の星 掲示板
『四国の星ブログ』 に関すること、あるいは政治や社会についての御意見を
書き込んで下さい。可能な限り『返信』します(1日、2〜3通位まで)。誹謗中傷、
侮辱的表現、宣伝、意味不明なものについては主催者・玉井彰が削除します。
(なお、論理的でない書き込みに対する『返信』は遠慮する場合があります。)


横浜事件、免訴判決が確定へ / ホッシュジエンの国内ニュース解説 引用

 戦時下最大の言論弾圧事件とされる「横浜事件」の
再審裁判で、最高裁は22日までに、二審判決を見直す
場合に行われる弁論を開かないまま、判決期日を指定し
ました。このため、有罪・無罪の判断をしない免訴判決
が確定する見通しです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ   ___  __     大戦中、事実に基づかない言論封殺を仕掛けた
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    事への判断を、うやむやにするつもりだ。
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ 
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| という事はまたやるつもりでいる訳ですね。でも既に
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l ネットでは検索順位の入れ換え、アラシ、削除が続いてます。(・A・#)

08.2.22 TBS「横浜事件、免訴判決が確定へ」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3786682.html

* 当時の治安維持法が現在廃止されている事が理由ですが、一方、
 戦時下の特別法さえ制定し、戦後それを廃止すれば国は戦時下に
 おいて、何をやっても戦後それを罪に問われる事はないという事
 になります。ドイツにおけるユダヤ人弾圧も当時の法では合法でした。

No.368 2008/02/22(Fri) 20:28:17


久法、武器使用拡大も検討=提出前に民主と協議−自民・山崎氏 / ホッシュジエンの国内ニュース解説 引用

韓国訪問中の自民党の山崎拓前副総裁は10日午後、ソウル市内で
同行記者団の質問に答え、自衛隊の海外派遣を随時可能にする
恒久法について「憲法解釈の可能な範囲内で武器使用の範囲を拡大
できるかも議論の対象になる」と述べ、近く設置される与党プロ
ジェクトチームで武器使用基準の緩和を検討する考えを表明した。
 山崎氏はまた、法案提出前に民主党と協議する考えを示した上で、
「今国会中の成立を目指すが、拙速は避ける」と語った。 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ   ___  __    大規模戦闘は温暖化を促進すると
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    いったらイジになってやろうとする。
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ 
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 国の連中ってコドモ
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l  ですかね。イケマセンヨ。 m9(・A・)

08.2.10 Yahoo「恒久法、武器使用拡大も検討=提出前に民主と協議−自民・山崎氏」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080210-00000040-jij-pol

No.365 2008/02/10(Sun) 18:39:16

 
Re: 久法、武器使用拡大も検討=提出前に民主と協議−自民・山崎氏 / 玉井彰 引用

「恒久法」で国会の監視を骨抜きにしようとする企てには反対しなければなりません。

アメリカは戦争が公共事業であり、それなしに経済が回らなくなっています。アメリカの存在そのものが地球環境にとって悪になりつつあります。

「日米同盟」という利権にたかる売国政治集団が自民党です。

No.367 2008/02/10(Sun) 22:11:05

 
62年6ヶ月間の平和 / 安倍川餅 引用

 今月で長崎が核爆撃されてから62年半が経過しましたが、62年半も殺戮もせずに平和を保てるのは凄い事です。アメリカの象徴が「ペンタゴン(五角形)」なら、日本の象徴は「エニアゴン(九角形)」といったもんでしょう。憲法第9条から「エニアゴン」です。
 アメリカであれ国連であれ、何かを隠れ蓑にして海外派兵をする事があってはなりません。昭和史が残した教訓は、戦争は何かを隠れ蓑にして起こり、制えられない所までエスカレートするという事です。

No.372 2008/02/29(Fri) 23:56:55

 
Re: 久法、武器使用拡大も検討=提出前に民主と協議−自民・山崎氏 / 玉井彰 引用

戦争という、どうみても最善の策ではない国権発動策を取らずにすませる知恵を持たなくてはなりません。そのためには、合理的な国家意思が形成される土壌づくり、即ち、民主制の確立が必要です。

No.374 2008/03/01(Sat) 08:07:14


地形が歴史を作る(3) / 安倍川餅 引用

【序】多忙につき、返信が1ヶ月遅れて終いました。申し訳ございません。

【本文】
 霞ヶ関による地方支配の缺陥は、交通政策を見れば明かです。
 例示すると、山陽線や国道2号は、大阪が始点で関門が終点ですから、理解できます。
 それなら、中央本線や中央自動車道も、東京が始点なら京都か大阪を終点にすれば良いんです。ほんで、東京〜甲府〜塩尻〜美濃太田〜長浜〜京都〜大阪で内陸側同士を横断すれば良い。

 熊野三山なんか踏んだり蹴ったりです。紀伊半島を一周する国道42号の始点は津市でしたが、霞ヶ関によって無理やり浜松に変更されて終いました。勿論、浜松から伊勢志摩までは海路ですよ。奈良や京都へ行くにも、和歌山じゃなくて津市を経由した方が近い。熊野三山の住民から見れば、「国道42号の始点が津市や名古屋なら理解できるが、紀伊半島じゃない浜松が始点だなんて理解できない!」「伊勢と熊野は同じ仲間だ!」って思うでしょう。しかし、霞ヶ関が「太平洋ベルト政策」を敷いて、紀伊半島を強引に分断したんです(→第346号、第352号)。

 そういった地理的同一性を無視した交通政策が、霞ヶ関による140年来の地方支配なんです。実際に、江戸時代の中山道は、関ヶ原から碓氷峠までが1本の道だったんです。
 私が言いたい事は、「なんでもかんでも江戸以前に遡れ」という事じゃなくて、「地理的同一性に則った交通政策や地域作りを実践せよ」という事です。その点から見れば、江戸時代以前の方が、地理的同一性に則った交通政策や地域作りが、今とは比較にならない位に実践されていたと思います。

No.364 2008/02/10(Sun) 14:36:10

 
Re: 地形が歴史を作る(3) / 玉井彰 引用

これからの地方の発展を考えた上で、道路はどうあるべきかを考えていくべきです。

その際、「全ての道は東京に通ず」ではなく、地方の内発的発展に寄与する道路のあり方が考慮されなければなりません。地方から富を創出できる道路網のあり方、ひとつの地域としての一体感を持てるような道路整備のあり方。これらが考慮されるべきです。

No.366 2008/02/10(Sun) 22:05:25

 
地形が歴史を作る(4) / 安倍川餅 引用

 私は日立市民ですので、休日には磐越自動車道(岩城〜郡山〜新潟)を通る事もあります。磐越自動車道のサーヴィスエリアには、「洋から湖から海へ」という案内板が掲示されていて、太平洋〜猪苗代湖〜日本海を指しています。実は、この文言が最も適する地域が、伊勢湾〜琵琶湖〜若狭湾のルートでしょう。名古屋⇔敦賀の距離なんて、岩城⇔新潟の半分ですよ。

 ほんで、東北で今伸びている地域が、郡山や北上といった、「両岸に近いジャンクション所在地」です。近畿だと長浜や鈴鹿みたいな所です。「両岸を制する」「半島の付け根と両岸を制する」位置は重要で、これらが奈良や京都や安土の利点です。名古屋(太平洋岸)・敦賀(日本海岸)・大阪(瀬戸内海岸)を三角形で結ぶと、三角形の重心が安土(琵琶湖岸)で、三方への交通据点が長浜です。豊臣秀吉が長浜を本据地にしたのも、これが理由です。
 又、三重県民が敦賀へ行く際には、安土に近い八日市IC(滋賀県)から高速道路に入る者が多い。この点から解る通り、安土は津市と敦賀から等距離で行けます。今、滋賀県と三重県で工業化が凄い地域は、長浜・米原・甲賀・亀山・鈴鹿といった、「両岸を制える」地域や「半島の付け根の交通据点」です。

 ですから、建設すべき道路は、「新名神高速道路」ではなく、鈴鹿〜長浜〜敦賀を結ぶ「東近畿自動車道」です。今年2月23日に、「新名神高速道路」の亀山〜草津が開通しましたが、あれこそ「東近畿自動車道」を名乗るべきです。北陸自動車道の終点も舞鶴で良い位です。「新名神」という発想自体、「全ての道は東京・名古屋・大阪へ通ず」「霞ヶ関の出先機関所在地が全ての中心」という、地理的同一性を全く缺いた考え方です。

No.369 2008/02/24(Sun) 16:43:17

 
Re: 地形が歴史を作る(3) / 玉井彰 引用

全ての道が東京へ・・という中央集権スタイルからは脱却すべきです。

各地方ブロックが富を創出するに相応しい道路網とはどういうものなのか。東京発の発想ではなく、内発的な発展を目指す観点から考えてみたいものです。

No.370 2008/02/25(Mon) 18:49:25

 
地形が歴史を作る(5) / 安倍川餅 引用

 霞ヶ関による中央集権スタイルの特徴が、地形も代替性も考慮せずに、東京・名古屋・大阪(いずれも霞ヶ関の出先機関所在地)にペタペタと近隣県を貼り付ける発想です。首都圏中央自動車道(圏央道)にアクアライン、濃尾環状高速に伊勢湾岸自動車道、京奈和自動車道に紀淡海峡連絡道…。「全ての道は東京・名古屋・大阪へ…」という霞ヶ関の理屈が丸出しで、地理的同一性の破片も在りません。

 交通網を敷く際に肝腎な点は、「富を創出する事」よりも、「災害時に迅速に対応できる事」です。だから地理的同一性が考慮されるべきなんです。新宮が近畿管区で鈴鹿が中部管区だったり、舞鶴が近畿管区で敦賀が北陸管区だったりすると、地域の分断で災害時の対応が無理になるのは明白です。

 地理的同一性を考慮するなら、奈良を近畿州の州都にして(奈良が政治中心で大阪が経済中心)、名古屋と敦賀を近畿州へ編入して奈良の外港にして、神戸と舞鶴と紀伊長島(志摩半島の南の付け根)を重要港にして海上保安の据点を置く。州都は京都でも良いが、過密化した京都を外すなら奈良が相応しいでしょう。
 こうすると、玉突き式に鈴鹿も近畿州に編入されますから、熊野・伊勢・奈良・京都の分断も解消されて、潮岬が台風で罹災した際にも、比較的近い津市からの救援物資の搬送もスムーズに進みます。勿論、奈良や京都から新宮へ行く特急も、近道の津市経由に変更されるでしょう。そして、奈良時代の「御食国」や戦国時代の「織田豊臣組」が一体化して、「三海共栄」で歴史的・地形的同一性に則った地域作りも可能になるでしょう。

 「全ての道は東京・名古屋・大阪へ…」という霞ヶ関の理屈を脱する事で、災害時の対応を円滑にしたり、災害時の代替性を考慮した交通政策が可能になります。

No.371 2008/02/28(Thu) 01:47:31

 
Re: 地形が歴史を作る(3) / 玉井彰 引用

災害対策の目的で、おっしゃるような地域の括りになるのかどうかは、認識不足でなんとも言えません。

道路網が地域からの脱出路になってしまってはいけないと思います。地域に拠点をつくり、富を創出することで、住民が安心して住める環境をつくる必要があります。道路はそれを前提とした移動ルートであると考えます。

No.373 2008/03/01(Sat) 08:04:29

 
Re: 地形が歴史を作る(3) / 溪慈(keiji) 引用

はじめましてブログから来ました高知県人です。

>安倍川餅 さん

「地理的同一性」とやらは道路族が好む理屈ですが、そもそも各地域の絶対的な位置関係が決まっている以上、逆立ちしても「地理的同一性」とやらは達成されません。絶対に不可能です。産業にしても観光にしても医療にしても、遠い所は遠いのです。
その不可能を追い求めて道路に投資し続けるのは、お花畑な偏向投資そのものです。

「災害復旧に役立つ」も同じくですが、幹線道路は、末端の復旧を早める効果は期待できますが、被災そのものは抑制しません。災害で犠牲者を減らすには、幹線拡充よりも末端の避難手段と(復旧までの間の)自活力の確保にお金を遣ったほうが遥かに高効率です。

道路が神格化している道路族の詭弁。
そろそろ引っ込めないと、自民党は自滅党になってしまいますよ。

No.375 2008/03/10(Mon) 17:56:14


海外派遣 恒久法議論本格化へ / ホッシュジエンの国内ニュース解説 引用

新テロ対策特別措置法が成立したことを受けて、政府・与党内では
「個別の事態に応じてそのつど法律を作るのは政治的なエネルギーが
かかりすぎる」という指摘が出ており、自衛隊を海外に派遣するための
恒久的な法律の整備をめぐる議論が本格化する見通しです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ   ___  __    人類史上、支配層が最も拠所として来た
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    『軍事力』は今日、初めて全く意味をなさない
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~  時代になった事を未だに気付いてない様子だ。
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 温暖化が顕在化して来た以上はむしろ命取り。(・∀・ )

08.1.12 NHK「海外派遣 恒久法議論本格化へ」
http://www.nhk.or.jp/news/2008/01/12/k20080112000016.html

No.363 2008/01/12(Sat) 08:25:44


地形が歴史を作る / 安倍川餅 引用

 西暦2008年・平成20年が到来しました。さて、今年は明治維新から140周年に当たる年です。つまり、江戸が東京へ改名されてから140周年に当たります。(※西暦1868年9月3日:江戸が東京へ改名。西暦1868年10月23日:元号が慶応から明治に変更。)

 日本史を概観すると、第一の日本の中心地は玄海灘沿岸でした。漢倭奴国、末盧国、筑紫国といった地方王国が、稲作や大陸との交易で富を蓄えました。
 第二の日本の中心地は奈良県でした。初めは飛鳥、後に奈良を本拠地にして、瀬戸内海(大阪府)、太平洋(三重県)、日本海(若狭)の3つの海を制えて、日本の中心地になりました。言い換えると、紀伊半島の弦が「畿内」です。一方で、国政の中心地は奈良ですが、外交の中心地は玄海灘沿岸(太宰府)でした。
 第三に奈良から京都に遷都。京都は瀬戸内海(大阪府)に近いが、外港は日本海(若狭)。太平洋(三重県、尾張)は琵琶湖(滋賀県)のおまけ。琵琶湖が3つの海を結ぶ首都高速道路で、路線は@京都・大阪線、A敦賀線、B伊勢線、C岐阜・名古屋線の4本。この時代が江戸時代まで続きました。
 地方を見ると、京都から遙遠い鎌倉(後に江戸)や平泉や太宰府(後に博多)が、大勢力として君臨しました。
 そして、第四に太平洋岸の東京(旧称:江戸)へ遷都し、現在に至ります。鎌倉や東京は、京都と平泉を牽制する為の前線基地でした。京都へは「東西へ進む」、平泉へは「南北へ進む」というように、交通軸の折れ曲がり点です。

 こうして見ると、江戸時代までは、日本海・太平洋・瀬戸内海の「三海共栄」の時代だった事が解るでしょう。これに加えて、「○○海沿岸」「○○半島」「○○川流域」といった地形に則って地方が形成された事、を忘れてはなりません。ですから、霞ヶ関の出先機関所在地が州都という前提の道州制論議は、全くのナンセンスです。地形・交通・歴史を全く無視してるんですから。

No.359 2008/01/01(Tue) 20:24:53

 
Re: 地形が歴史を作る / 玉井彰 引用

「江戸」は(朝廷からの)分権の象徴。「東京」は中央集権(富国強兵)の象徴という見方も可能です。

現在政府・自民党が進めようとしている「道州制」は、中央集権を前提とした地方統治の合理化策です。「出先」中心の発想にならざるを得ません。

各地域の歴史性を重視しようとすれば、中央集権を克服し、地方主権型社会を目指す必要があります。

その上での「道州制」であれば、「中央集権下の地方」を一度「ガラガラポン」して、歴史に学ぶ地域づくりが可能になってきます。

No.360 2008/01/02(Wed) 07:17:10

 
地形が歴史を作る(2) / 安倍川餅 引用

 京都(琵琶湖の一山越え)が首都で、大阪(瀬戸内海岸)が経済の中心で、敦賀(日本海岸)が物流の中心だったから、北前船の発着で、新潟や酒田といった出羽(東北日本海側)の港町は隆盛を享受できた。…とも言えます。

 日本を歪めた最大の禍根は、霞ヶ関による国土軸ですよ。東海道新幹線、東名高速道路、名神高速道路が諸悪の根源です。最大の被害者は南近畿(三重県、奈良県、和歌山県)で、次いで山陰でしょう。
 第一、鎌倉・東京と京都・大阪を結ぶ東海自動車道と中央自動車道が、なんで途中で分断されなきゃいけないでしょうか?それに、分断して「東名高速道路」「名神高速道路」って呼ぶ位なら、北陸自動車道も「長敦高速道路」「敦神高速道路」って分断して呼ばなきゃ不公平でしょう。東京と名古屋で「東名(とうめい)」なら、長岡と敦賀で「長敦(ちょうとん)」です。
 「東名」「名神」というネーミングには、地理や歴史はそっちのけで、霞ヶ関の出先機関所在地が全ての中心、という発想が含まれているんです。よって、東京(霞ヶ関)が中央集権の象徴なら、仙台や名古屋など霞ヶ関の出先機関所在地もまた、中央集権と地域分断とエゴイズムの象徴という見方も可能です。霞ヶ関の出先機関で、莫大な不当利得を得てるんですから。

 太平洋と日本海が最も接近する地点は、名古屋と敦賀を結ぶ線です。だから、京都が首都だった時代には、西美濃(岐阜県南西部)と尾張国と若狭国は、京都の釜の飯を食って、琵琶湖の恩恵を受けて来たんです。だから今でも、尾張・西美濃・滋賀県・若狭は繋がりも深い。脱霞ヶ関・脱中央集権を唱えるなら、「東名」「名神」を死語にして、「敦名(とんめい)」という発想に切り替えるべきです。

No.361 2008/01/06(Sun) 16:01:35

 
Re: 地形が歴史を作る / 玉井彰 引用

明治140年の歴史への配慮がなければ、公平な議論ではなくなります。

しかし、140年に及ぶ中央集権の功罪を考えたとき、現在「罪」の側面が大きく浮かび上がってきていることは間違いありません。

そうだとしても、140年かかって築いてきた地名や地域間の連携を遡及的に解消せよと言うのは暴論であると思います。

江戸時代265年の歴史へも配慮しつつ、これからを考えるというスタンスが必要ではないでしょうか。

No.362 2008/01/07(Mon) 22:55:46


ルーズベルト以前のアメリカって? / 鈴木五郎 引用

 ご無沙汰してしまっておりますが、いつもブログ拝読させて頂いております。タクシー会社という、きっと競争が厳しい業界で経営に携わりながら、毎日ブログを更新されていらっしゃること、無条件に敬意を表します。

 さて、週刊ダイヤモンド10/20号「世界の異見」というコーナーで、アメリカのアミティ・シュラーズというコラムニストの方の意見が掲載されています。(ここでも、引用させて頂きます)

『・・・・・しかし、そのフーバー以上に厳しく批評しなければならない人物が、フランクリン・ルーズベルト第三二代(同三三〜四五年)だ。彼は大恐慌から米国を救った英雄として崇められることが多いが、その評価は正鵠を射ない。経済恐慌は、フーバーとルーズベルトの任期のあいだに深刻化したのだ。「戦争は不況を止めた」のではなく、「なぜ不況が戦争につながったのか」にわれわれは歴史の論点を変える必要がある。

 やや話が飛躍するが、現代の行き詰まりを打破するためには、かなり大胆な政治のパラダイムシフトが必要だ。証券取引委員会や最低賃金、社会保障、医療保障といったシステムのほとんどは、実はルーズベルト時代に確立したものである。

 二〇世紀初頭、経済思想家のウィリアム・サムナーは、社会政策を支える一般納税者を「忘れられた人」と呼んだが、今日もその言葉は通用する。年金受給年齢に達していない人や医療保険を受け取っていない人は、まさに「忘れられた人」なのだ。

 パラダイムシフトの担い手は彼ら、特に三十代の若者でなければならない。方向性のヒントは、三六年にある。この年、連邦政府の支出は初めて州や都市の支出を上回った。それまで、米国は戦争期を除き、地方がワシントンよりも強い存在だった。仮に歴史が繰り返すが避けられないならば、このルーズベルト以前の再評価であってほしいものだ。(談)』

 全文は、本屋さんで立ち読みされてください・・・・(って、社長さんに、立ち読みを強要するのも、失礼な限りですが)。

 この「・・・・それまで、米国は戦争期を除き、地方がワシントンよりも強い存在だった。仮に歴史が繰り返すが避けられないならば、このルーズベルト以前の再評価であってほしいものだ。」という部分、

 今の日本の現況において、この時代のアメリカから学べることがあるとしたら、玉井さんは、なにがある、と思われますでしょうか?

 (いつまでたっても、質問の仕方も知らないガキで申し訳ありません)

No.349 2007/10/19(Fri) 17:25:19

 
Re: ルーズベルト以前のアメリカって? / 玉井彰 引用

回答になるかどうか分かりませんが・・・

我が国の歴史にも学べる面があるように思います。それは、平和であった平安期や江戸時代です。この時代の再評価が必要です。

アメリカ合衆国の意義は、ヨーロッパから避難してきた人たちが、自立的な「州」をつくり、「国」という防衛のための「屋根」をつくったということだろうと思います。その「屋根」がいつの間にか主役気取りでチャンバラをし始めました。

現在のアメリカは、「屋根」が公共事業としての「戦争」をしなければ経済が成り立たなくなってきた状態です。「帝国」は、甲羅は頑強になりましたが、「内蔵」は疾患だらけになりつつあります。

「帝国」衰亡の歴史を、我々が目の黒いうちに目撃する可能性があります。

No.350 2007/10/20(Sat) 20:39:54

 
ありがとうございます / 鈴木五郎 引用

 玉井さん、お忙しい中、お付き合いしてくださり、ありがとうございます。

 今後も、よろしくお願いします。

No.351 2007/10/20(Sat) 22:44:36


霞ヶ関の地理感覚って… / 安倍川餅 引用

 鉄道でトラブルが起こった際の報告先は運輸局、放送免許の交付に関する届出先は電気通信管理局ですが、これらのエリア区分はメチャクチャです。運輸局だと、静岡県・三重県・福井県が同じグループで名古屋管轄ですし、新潟市・直江津・金沢・諏訪・飯田が同じグループで新潟市管轄です。電気通信管理局も、沼津・伊勢・飛騨高山が一緒にされていて、「織田豊臣組」の名古屋・敦賀・京都が切り離されています。地方制度調査会による銅銹制の区割り案は、これらをソックリ模倣した物です。

 霞ヶ関的には、人口や面積や核都市を統計で考え、名古屋を核としてコンパスで円を描けば、沼津と伊勢と敦賀が同じグループ…。新潟市を核にして近隣県をくっつければ、長野市と同じ行政区域の諏訪や飯田まで、新潟市・直江津・金沢と一緒のグループ…。って発想なんでしょうけど、地方が成り立つ背景となる歴史的連関・地理的同一性・交通的一体性を全く考えていません。

 歴史を見ても、「安土桃山時代」という呼称からも判る通り、尾張(愛知県西部)が滋賀県や京都との繋がりが非常に深い事は、日本史を学んだ方なら解るはずです。奈良時代に「御食国」だった若狭(福井県南部)と伊勢志摩と淡路島は、奈良と同じグループです。鎌倉幕府や北条早雲との縁が深い静岡県東部は、神奈川県や東京都と同じグループです。
 そもそも、「歴史的中心性」は、政権所在地の歴史を歩んで来た都市(例:奈良、鎌倉、太宰府、平泉)が持っている求心力です。ですから、織田信長や豊臣秀吉の領土だった名古屋や長浜や敦賀は、所詮「京都の仲間」に過ぎません。

 地形を見ても、紀伊半島の岸に当たる三重県と大阪府は、「飛鳥の外港」「奈良の外港」として重宝されて来ました。瀬戸内海側(大阪府)から外交使節が上陸して奈良の都に向かい、太平洋側(三重県)から荷揚げされた海産物が奈良の都に運ばれました。そして、三重県・奈良県・和歌山県・大阪府は、同じ紀伊半島同士で伊勢街道や熊野古道が整備され、「伊勢へ七度、熊野へ三度」と呼ばれる位、深い交流が続きました。今でも、伊勢志摩は「奈良県民の海」と呼ばれています。
 西暦2007年7月10日号の「サッカーマガジン」に、小倉隆史(三重県鈴鹿市出身)と本田圭佑(大阪府摂津市出身)の対談が載っていましたが、2人とも出身地が同じ「紀伊半島の弦」同士ですから、方言がバリバリの関西辯で似てるのも当然です。つまり、地形が交通を作り、歴史を作ったんです。

 交通を見ても、潮岬から北上して奈良や敦賀に行くには、三重県一帯を通らなきゃ行けません。京阪神を通らないで姫路と鈴鹿を往復するには、若狭湾岸を通らなきゃ行けません。又、半島の交通は、弦と弧が一体となって形成されますから、神通川流域の飛騨と、紀伊半島の三重県には、接点が全くありません。

 半島の交通が、弦と弧が一体となって初めて成り立つ事は、交通政策の基本です。しかし、霞ヶ関はそんな基本も解らないんでしょう。霞ヶ関の愚者は、水戸(太平洋側で冬は乾燥する)と長野(日本海側で豪雪地帯)と飯田(内陸性気候)の気候の違いも判らないんでしょう。そんな地理も歴史も解らない連中に、地域割りなんてやってもらいたくない。

No.346 2007/09/30(Sun) 14:13:38

 
Re: 霞ヶ関の地理感覚って… / 玉井彰 引用

縦割り行政で地域割りをやっているのでしょう。中央からの視点でものごとを割り切って仕事をやる。地方の人間にとっては迷惑な話です。

道州制の際には、とことん地方の視点で区割りをやりたいものです。もっとも、私は自公政権の主張する道州制には反対です。地方統治の合理化策に過ぎないからです。

No.347 2007/09/30(Sun) 20:02:16

 
霞ヶ関の地理感覚って…(2) / 安倍川餅 引用

http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=876305010
山陰中央新報 西暦2007年9月27日付「出先機関廃止に零回答」

 霞ヶ関は、「国の責任」なんて偉そうな事を言ってますが、だったら地理や歴史に則ってエリアを決めるべきです。
 地方農政局のエリアを見ても、「御食国」の小浜と伊勢が、なんで同じ「御食国」の奈良や淡路島から切り離されなきゃいけないんでしょうか?
 国交省は、「整備の優先度や水準に大きな隔たりが生じ、広域的な安全確保に支障が生じる」って偉そうに言ってますが、だったら、なんで富士川水系の甲府と静岡が切り離されなきゃいけないんでしょうか?なんで紀伊半島の伊勢と熊野本宮が切り離されなきゃいけないんでしょうか?

 紀伊半島の南の外れで、幾度も大地震や大台風に襲われて来た新宮市民(和歌山県東牟婁郡)から見れば、紀伊半島の付け根に位置する大阪と名古屋が、新宮と同じ枠組みに入ってなきゃ怒るはずです。
 というのも、東南海地震(1944年末)や南海地震(1946年末)が起こった時に、救援物資が津市・名古屋・奈良・和歌山・大阪から来たからです。そして、奈良側・新宮側・名古屋側・長浜側の四方からの合流地が三重県北部(鈴鹿市など)です。ノルマントン号事件では、熊野灘に面する和歌山県南部と三重県南部が巻き込まれました。

 にも拘らず、紀伊半島の弦(大阪〜奈良〜鈴鹿〜名古屋)を通る高速道路は分断されたままです。そして、紀勢線の沿線で災害が起これば、和歌山や大阪からは勿論、比較的近い津市や名古屋からはより多くの救援物資が来るのに、地方整備局や電気通信管理局では、三重県・奈良県・和歌山県は切り離されてます。海上保安庁のエリアでも、伊勢湾や潮岬沖など南近畿は分断されてます。
 若狭湾岸も同じで、海上保安庁のエリアでは北近畿は分断されてないものの、舞鶴は全省庁が近畿管内なのに、敦賀や福井はメチャクチャです(例:道の駅→近畿、警察局→中部、電気通信管理局→北陸)。阪神淡路大震災が起こった時にも、三重県と福井県では、近畿広域圏から外されてる為に、近畿ローカルの震災関連ニュースが流されませんでした。

 これじゃ、「整備の優先度や水準に大きな隔たりが生じ、広域的な安全確保に支障が生じ」てるじゃないですか!!東牟婁郡民や奈良県民は、「名古屋市民はワガママを言うな!」「尾張地方を近畿州へ入れろ!少なくとも三重県を近畿州へ入れろ!」って怒ってるはずです。

 霞ヶ関が言う所の「広域的な安全確保」とは、地理的・歴史的に一体的な地域を、国の都合で無理やり切り離す事でしょうか?災害や大事故が起こった時、インフラの復興を行政に委任しなきゃならない実状を考えると、銅銹制の区割りは、「住民にとっても運命に関る問題」(西川一誠・福井県知事)なんです。

No.352 2007/10/28(Sun) 19:18:03

 
Re: 霞ヶ関の地理感覚って… / 玉井彰 引用

中央集権の論理は、広域的な安全の確保であったり、地域間格差をなくすことであったりします。この論理では、地方は中央のおこぼれ頂戴で生きていくしかありません。

地方中心に問題を再構成していかなければなりません。

なお、10月29日ブログ参照。

No.353 2007/10/29(Mon) 21:16:02

 
霞ヶ関の地理感覚って…(3) / 安倍川餅 引用

 「中央集権の論理」というより、「霞ヶ関の理屈」の方が妥当だと思いますが。安全の確保と言いながら、安全の確保とは相容れない区割りを強いる。地域間格差を解消すると言いながら、霞ヶ関の出先機関所在地だけを寵愛する。言ってる内容と行(や)ってる内容が540°違うのが、霞ヶ関の理屈です。永田町の論理も同様です。そして、霞ヶ関の出先機関所在地はワガママになってますが、霞ヶ関の理屈の表れです。

 茨城県民の私としては、地方制度調査会が出した北関東州(茨城県+埼玉県+栃木県+群馬県+長野県)や北関東信越州(茨城県+栃木県+群馬県+長野県+新潟県)の区割り案が強制されるなら、断固拒否しますね。雪の少ない太平洋側の関東平野で暮らす人々にとっては、日本海側の豪雪対策なんて他人事なんですから。

 「地方の時代」とか「広域的な安全の確保」を説くなら、霞ヶ関の理屈や統計で区割りするんじゃなくて、地理的・歴史的な同一性で区割りすべきです。

No.354 2007/11/04(Sun) 22:50:19

 
Re: 霞ヶ関の地理感覚って… / 玉井彰 引用

中央による地方統治。様々な事象がこの発想で貫かれています。

地方が主役になる日本の形をつくりあげていくべきです。

No.355 2007/11/07(Wed) 07:30:20


拉致問題について / koko 引用

日本人が、いつまでも、拉致問題と言う表現を使っている間は、あまり、解決への進展が期待できません。これは、犯罪なのですから、メディアは、”拉致事件”と統一した表現を用いるべきかと思います。
また、今回の総裁=総理選、未だに”対話か圧力か”で賛否が分かれていますね。どちらでも手法はあるでしょうが、中途半端では、どちらも駄目ですね。
圧力の場合、米、中、韓、露の協力は、取り付けられ無いのが現状ですね。対話では、韓国の二の舞になるのが落ちでしょう。日本には、直線的な手法ばかりで、2重、3重のトラップをしかけた手法がありませんね。例えば、支援物資の中に、金体制の崩壊につながるトラップですね。ちなみに、拉致事件の全面解決ならば、金体制の崩壊以外に考えられないことです。全面解決と訴える以上、政府、国会、被害家族に、それを画策する意思が在るかということですね。

No.343 2007/09/20(Thu) 09:46:08

 
Re: 拉致問題について / 玉井彰 引用

「拉致問題」と限定して考えると、外交が硬直化して行き詰まります。

我が国としての大きな世界戦略を持ち、その中に「拉致」を位置付けていくべきです。そうでないと、大局的な判断を誤ります。

No.345 2007/09/20(Thu) 20:49:00


都市型政党としての小泉新党と地方重視型の旧来型自民党 / koko 引用

旧来の自民党政治とは、地方重視型とは、”税金を使って、地方から集票する”という方式ですね。その結果、土建屋さんの復活があるでしょう。小規模農家の延命がなされるでしょう。でも、それでは、何の発展性も無いのですよね。
一方、ここに来て、小泉、竹中路線の”おぞましさ”が露呈していますよね。郵貯資金の運用が、外資系金融機関(ゴールドマン・サックス社)に委託され、その会社が大都市の土地を買いあさることによって、地価が高騰していると言います。恐らく、民営化後の年金資金も、外資系に持っていかれる構想なのでしょう。真に、日本を外国に売り渡した者は誰か、とても、恐い様相ですね。

No.342 2007/09/20(Thu) 09:37:32

 
Re: 都市型政党としての小泉新党と地方重視型の旧来型自民党 / 玉井彰 引用

旧来型の自民党による優しい中央集権では財政が持ちません。かと言って、小泉流の冷たい中央集権では地方が崩壊します。中央政府の無駄を省き、地方主権の国の形をつくるべきです。地方間の競争による国の活性化を図る方向にモデルチェンジすべき段階です。

郵貯簡保をアメリカに叩き売り、アメリカの命を受けて「インド洋上のガソリンスタンド」を運営するという売国路線では未来を展望できません。

No.344 2007/09/20(Thu) 20:46:03


はじめまして高知県のマイセルフネットワークです / マイセルフネットワーク 引用

はじめまして、マイセルフネットワークと申します。
マイセルフネットワークは高知県西部に誕生した、「障害者」と「高齢者」を中心とした、ネットワークグループです。
マイセルフネットワークでは、私たちの郷土の誇りであります、「清流・四万十川」の姿を中心に「川の恵み」や「四国西南の観光情報」をホームページ上に地域情報として掲載しました。
コンテンツとして
○読み物
 |---アイメイト・バーバリー(盲導犬との出会いを綴った感動の体験記)
 |---事務局長の独り言(ブログ)
○地域情報
 |---清流・四万十川(清流・四万十川を紹介)
 |---川のめぐみ(四万十川の川の幸を紹介)
 |---四国西南観光情報(四万十川、足摺岬を含む四国西南の観光情報を紹介)
○手話
 |---手話しゅわ(手話や指文字などを画像とアニメで紹介)
○リンク
 |---自動車(福祉車両や税・助成制度などを紹介)
などがあります。よろしければ、一度私たちのホームページをご覧ください。

┌――――――――――――――――――――
|  「マイセルフネットワーク」
|障害者・高齢者の在宅就労と社会参加を
|目的に活動しています。
| ※四万十川トップページ
http://www.gallery.ne.jp/~myself/tii/tii02.html
| ※マイセルフトップページ
http://www.gallery.ne.jp/~myself/
└┰──────────――――――――┰┘

No.339 2007/08/29(Wed) 07:28:02

81/200件 [ ページ : << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 >> ]

- HOME -