マックホルツ彗星(C/2004Q2) 2005.01.08
(プレヤデス星団に接近!)

@21h17m〜26m(1分×7コマ) 撮影地:富山県南砺市(自宅)
昨日(7日)から本日の間にプレヤデス星団にイオンテールが重なったと思われます
(↑残念ながら、7日は寒波のため遠征観察行を断念しました)
この画像は後でピンぼけであったことが判明=このサイズで誤魔化してます m(_ _)m

A21h09m〜15m(3分×2コマ)
何とか300mm(35mm換算480mm)でプレヤデスと何とか同視野に収めました。

残念ながら、ゴースト像がまともに出てしまいました。(←対物前装着LPS-P1フィルターの影響?)

彗星は、肉眼でもプレヤデスの西側にはっきりと確認できました。おそらく3等台でしょう。双眼鏡での観察では
(ナイター光の影響もあってか)コマ部分近くは尾の存在が分かるような気もしたが判然とはせずでした。

★昨日は連日の移動の疲れと帰宅が遅れたこと、夕方から再び寒波が訪れたことにより移動を断念。
★本日日中は寒波も緩み、青空も広がっていました。しかし、暗くなる頃には再び曇り空。今日こそは移動と考えて
 いましたが、ところどころ雲が切れているため、晩まで様子をみることにしました。
★夕食後、外へ出てみると空は雲で覆われています。しかし、今から遠征しても岐阜県到着は夜半頃になりそうだし
 既に我が家の周りでも凍結し始めているので五箇山、白川郷、ひるがの高原辺りの豪雪地帯は言うに及ばず...
★とはいえ、地元スキー場のナイター光が眩しいため(ここに居ても仕方ないと)とりあえず自宅を出発。
★出発した途端、雲が切れ始めていることに気付き、近くの野原で停車。道具を下ろして準備。
★北極星が雲に隠されなかなか見えず困ったが何とか極軸セットし、撮影準備完了したが雲がまた覆い始める。
★撤収するのも癪なのでしばらく待機=西の方に少し雲の切れ間が出始めているのに期待する。
★予想が的中し、21時頃から再び星空が広がり始め、何とか観察と撮影をする。
★既に南中を過ぎているが彗星はほぼ天頂付近。しかし、地元IOXスキー場のナイター光は強烈で西空一帯から、
 天頂付近まで空を明るく照らしているため、180mmF2.8では1分でもカブリの影響がある=困ったもんです。
★晴れていたのは30分余り。また雲が空を覆ってしまい、撮影・観察終了でした。
(..何とかならんのか>せめて空を照らさないで>ナイター光)
*撮影データ* 2005年1月8日(時刻は画像に掲載)

*撮影地* 自宅(富山県南砺市)
*カメラ* @ニコンD70(ISO800、RAW)
        AキャノンEOS Kiss Digital (IRC除去改造、ISO800)
        
*レンズ* @ニッコールED180mmF2.8(絞り開放)
        AタカハシFS-60C鏡筒+ボーグレデューサ(合成fl=約300mm)
*@Aとも↓タカハシEM-10赤道儀↓ノータッチガイド

当日観察地の様子です。積雪15cm余り、気温は氷点下です。
左:FC-60鏡筒、ニコンD70(180mmF2.8ED)/FS-60C鏡筒+EOS kiss_Digital:右

各JPG画像をRegiStax3を用いて彗星頭部基準で加算平均合成。
Photoshopで色調レベル、トーンカーブ、コントラスト等修正。